この度、死闘の末にSH-03Cが元通りの環境で使えるようになりました。
この話をする前に、事の始まりを説明しなければなりません。
まず、一言で言うならば「大ミスをしてしまった」ことが原因です。
以前の日記で「システムパーティションの書き換えも可能である」ということに気づき、調子に乗って色々弄りまくっていた自分ですが、この度非常に大きなミスをしました。
何をしようとしたのかというと
/system/binの中にあるsuバイナリを置き換える時に、別の箇所に配置したsuへシンボリックリンクを貼るとどうなるのか?
という実験をしてしまったのが運の尽き。
ここに「タイプミス」という非常にアレなミスが重なってしまい、何が起きたのかというと・・・。
suバイナリへのシンボリックリンクを「sh」に上書きしてしまったのです。気づいた時には時既に遅し、即座にシェルは閉じられ、二度と繋がらなくなりました。
というのも、「/system/bin/sh」はLinuxのシェルコマンドに必須なファイルです。
コレがなくてはシェルコマンドは実行できません。
USBで繋いで「adb shell」をしても何も返ってこず、「端末エミュレータ」は何を入力しても反応しません。
その上、shコマンドが使えない場合、SH-03Cの一時Root化に必須の「SHBreakV2」もエラーで使用できないのです。

▲SHBreakV2のエラー
「シェルを使わないなら関係ない」と思うかもしれませんが、そうも行きません。
どうやら、Wi-Fiの接続にはshを使うようで、Wi-Fiをオンにするとフリーズしまくりの再起動しまくりです。
やむを得ず電波OFFモードにして、音楽を聴いたり写真を撮ったりすることにしか使えなくなってしまうのです。
あまりに不便だったので、どうにか直そうと考えました。これが去年の12月頭の話。
以下は自分用のメモとして記録しておこうと思って記載しています。
あまりにも長いので、興味のない人は見る必要のない記事になっていると思われます。
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